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いろいろ歩いて行くブログ

いろいろ歩いて行った記録です。 山域のカテゴリーはだいたい昭文社の登山地図にしたがっています。

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2015年9月22日〜23日 谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳・蓬峠

土合駅から出発です。
実は田尻沢からのルートで登れると思っていたのですが、通行止め。下調べが甘すぎですね。
ロープウェイを使って、あっさり天神平に到着しました。


天気は快晴。目標の谷川岳もよく見えます。
一応、天神山まで登ってみましたが、正直どうということもない。さっさと先に進みます。


谷川岳は多くの登山者で賑わっています。
家族連れや、普段着のような気楽な格好で登っている人も少なくありません。
写真は鎖が付いた岩場ですが、難しくはないと思います。


程なく、今日泊まる予定の肩の小屋に着きました。早く着きすぎてしまったので、小屋に荷物を置かせてもらって山頂付近を歩きにいくことにします。
それにしても空が青い。


肩の小屋を見下ろして。


万太郎山へ続く稜線。歩いてみたいなあ。


山頂付近ではもう紅葉が始まっています。

谷川岳は標高2000mに満たないのに高木がありません。
緯度からも標高からも高山帯にはならないのですが、雪が非常に多く降るので高山帯によく似た植生になっています。偽高山帯というそうです。

山頂のトマの耳もオキの耳も、人でいっぱいです。
のんびり景色を眺めながら歩き回って、時間を見計らって小屋に戻りました。


小屋で夕食をとった後、外に出て夕日を眺めました。
秋分の日の前日なので、ほぼ真西に沈んでいるはずです。


90度左を見ると、ほぼ上弦の月。
ということは、だいたい南中しているわけですね。
「月は南に日は西に。」


翌日。
小屋から歩いてすぐのトマの耳で朝日を眺めて(いまいちでした)、小屋に戻ると朝食。
  荷物を整えると、小屋を出発します。

雲が少しあるものの、この日も好天です。昨日は見えなかった富士山もてっぺんが見えます。
朝は風が冷たいですけどね。

トマの耳、オキの耳付近には、カメラに三脚で撮影している人たち。
そこを過ぎると、人の姿が見えなくなりました。


一ノ倉岳に続く稜線を独り占め。
昨日の谷川岳の賑わいは何だったのかと思うくらいです。

谷川岳から一ノ倉岳にかけては、足もとの岩が登山者の靴底で磨かれてツルツルになっています。何でもないところでも油断すると滑りそうで嫌な感じです。

登山道で小動物の姿を見ました。逃げていく後ろ姿しか見られませんでしたが、イタチよりずいぶん大きな姿だったのでテンでしょうか。


一ノ倉谷を見下ろして。


一ノ倉岳山頂にて。


茂倉岳に続く道。
実に贅沢な気分です。


茂倉岳山頂。
オキの耳よりこちらの方がほんの少し標高が高いのかな。
ここから一旦、下って、また武能岳に登り返します。


武能岳へ続く道。

 
武能岳に着きました。


武能岳を下っていくと、笹原の稜線の先に蓬ヒュッテが見えます。


蓬ヒュッテ。
このあたりは一面笹原で、山の形も丸っこいので、何だか可愛い感じがします。
ここで軽く昼食。


蓬峠から、土樽駅方面へ下っていきます。


蓬ヒュッテから少し下ったところにある水場。この日は暑かったので、冷たい水がうれしい。
この辺りを境に、植生が笹原から樹林帯へと変わっていきます。

蓬沢に沿って作られた蓬新道を下っていきます。
今まではほとんどが明るく乾いた稜線の道でしたが、湿った日陰の道に変わります。水が滲み出してぬかるんでいる所も多い。


徒渉もあります。
やや歩きにくい道です。

昼時の暑い時間帯。
どんどん歩いていって、土樽駅に着きました。

二日とも天気に恵まれ、大変気分よく歩くことができました。
次は朝日岳の方まで行ってみたいと思います。

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「てつステッチダウン」の撥水処理


ゴローの「てつステッチダウン」について調べていて、このブログに来る方が多いようです。
どういう情報を求めていらっしゃるのでしょうか…

このところの大雨の日もてつステッチダウンを履いて出かけましたが、浸水して足が濡れることはありませんでした。

ゴアテックスのブーティーが入っているのですが、それ以前に革の表面で撥水され、ほとんどの雨滴は流れてしまいます。
よく見ると、微妙に水が滲みているところがあるので(履き皺の箇所など)、そこにピンポイントで「ナノクリーム」を塗り足しておくと効果があるようです。

革に油分を入れすぎるのもよくないようなので、「ナノクリーム」の塗りすぎには気をつけています。
撥水性だけ強化しておきたいときは、撥水スプレーをかけておきます。

なお、以上のメンテナンスはあくまでも自己流のものですので、ご注意を。

それから、やたら「ナノクリーム」を推しているように見えるかもしれませんが、「山幸」の御主人に勧められたものを使っているだけです。
他社の類似品との差は、実はよく分かりません。

ゴロー「てつステッチダウン」

梅雨で活躍「てつステッチダウン」

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食糧を考える:乳製品、大豆製品など

蛋白源として利用できそうな乳製品、大豆製品などを見ていきます。

プロセスチーズ   339kcal 水分45.0g 蛋白質22.7g 脂質26.0g
エメンタールチーズ 429kcal 水分33.5g 蛋白質27.3g 脂質33.6g
携行しやすい乳製品というと、まずチーズが挙げられます。
ナチュラルチーズには硬質なものから軟質なものまでありますが、硬いものほど水分が少なく、軟らかいものは水分が多いと考えていいようです。
硬質なチーズの例としてエメンタールチーズの数値を挙げておきました。

脱脂粉乳 359kcal 水分3.8g 蛋白質34.0g 脂質1.0g
加糖練乳 331kcal 水分25.7g 蛋白質7.8g 脂質8.3g
脱脂粉乳は粉末のスキムミルク。水に溶いて飲んでもいいですが、料理に利用するのもよさそうです。
加糖練乳は、いわゆるコンデンスミルク。適度に蛋白質と脂質を含んだエネルギー源として利用できます。

きな粉 全粒大豆 437kcal 水分5.0g 蛋白質35.5g 脂質23.4g
きな粉 脱皮大豆 434kcal 水分5.0g 蛋白質36.8g 脂質23.1g
きな粉をそのまま食べるのは難しいでしょうが、きな粉ねじりのような菓子類なら利用できそうです。

凍り豆腐  529kcal 水分8.1g 蛋白質49.4g 脂質33.2g
湯葉 干し 511kcal 水分6.5g 蛋白質53.2g 脂質28.0g
煮て戻さないと食べられませんが、蛋白源として優秀です。

焼きふ 車ふ 387kcal 水分11.4g 蛋白質30.2g 脂質3.4g
原料は小麦ですが、ここに載せておきます。

※数値はすべて100gあたり

登山での食糧の基本的なこと

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食糧を考える:肉類、魚介類

肉類や魚介類は、エネルギー源というより蛋白源として考えます。
体をよく動かした日は、しっかり蛋白質を摂取したほうがよいでしょう。

ベーコン 405kcal 水分45.0g 蛋白質12.9g 脂質39.1g
脂質が多い点に目をつぶるにしても、ちょっと水分が多すぎるようです。

ソーセージ類 ドライ 497kcal 水分24.8g 蛋白質25.4g 脂質43.0g
サラミ等です。脂質が多いのをどう考えるか。

ビーフジャーキー  315kcal 水分24.4g 蛋白質54.8g 脂質7.8g
低脂質、高蛋白で、優秀な携行食糧だと言えます。

かたくちいわし 煮干し 332kcal 水分15.7g 蛋白質64.5g 脂質6.2g
登山家、加藤文太郎が煮干しを利用していたといいますが、水分が少なく、高蛋白、低脂質で非常に優秀な数値です。

ほたてがい 貝柱 煮干し 322kcal 水分17.1g 蛋白質65.7g 脂質1.4g
干しえび         233kcal 水分24.2g 蛋白質48.6g 脂質2.8g
魚以外の魚介類として。肉類と比べると低脂質です。

するめ   334kcal 水分20.2g 蛋白質69.2g 脂質4.3g
さきいか  279kcal 水分26.4g 蛋白質45.5g 脂質3.1g
いか くん製 206kcal 水分43.5g 蛋白質35.2g 脂質1.5g
これを見ると、水分が少ないほど数値はよくなっていますが、その分、食べにくくなっていることも考えなければいけませんね。

魚肉ソーセージ 161kcal 水分66.1g 蛋白質12.5g 脂質7.2g
気軽に食べられていいのですが、やはり水分量が多いので重い。
魚介系の練り物はだいたい魚肉ソーセージと同じかそれ以下の数値に収まっています。

※数値はすべて100gあたり

登山での食糧の基本的なこと

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