2015年4月29日〜30日 雲取山 奥多摩 2015年05月01日 0 予想されたことですが、この日の奥多摩駅は大盛況。鴨沢方面行きのバスも増発されました。とはいえ奥多摩湖で降りる人が多く、そこから先は座っていけました。鴨沢でバスを降りると、安全指導のために山梨県警の人たちがいました。大型連休に入って登山客の増加して事故の確率も上がるということでしょう。登山届は提出済みなので、危険箇所マップと遭難者の情報提供依頼の紙だけ受け取ります。鴨沢からの登りは特に険しくもなければ、難しいところもありません。これといって見どころもないかな。頑張ってどんどん登っていきます。途中で昼食をとっている人を横目に、何となくタイミングを見つけられず、お腹減ったなあと思いながら歩きます。 七ツ石小屋まで来たので、ここで昼食にしました。麓からずっと広葉樹の若葉が青々としていたのですが、この付近まで上がってくると、まだ小さな芽が出たばかりです。小屋から少し進むと、いよいよ石尾根に乗ります。明るく、広々として気分のいい尾根歩きです。 七ツ石山の頂上に来ました。 歩いていくと、地面にヘリポートを示す大きなHの字があります。そのすぐ先が奥多摩小屋。 雲取山頂付近から振り返ってとった写真です。ここが東京とは思えないような風景の広さと解放感があります。歩いていて楽しい道です。厳密に言えば、七ツ石から雲取にかけての尾根は山梨と東京の境界のようですが。 山頂で一枚。ここから北に下って、雲取山荘に向かいます。この日は山荘で一泊です。大部屋に九人で入りましたが、混雑というほどでもありません。6時に夕食を食べたら、早めに寝ることにしましょう。 翌朝、山頂付近から、日の出直前。 5時に朝食を食べると、出発の準備をします。三峯神社側に下りる計画です。上は出発直前に撮った山荘の写真。一日目に歩いた石尾根は明るく、道も乾いた感じでしたが、山の北側は雰囲気がガラッと変わります。鬱蒼としたという言葉が似合う苔むしたオオシラビソの森。道は湿った感じで、暗い中に木漏れ日が差し込みます。景観がはっきり変わるので、新鮮な気持ちで歩けますね。 芋の木ドッケにて。最近まで、この辺りの道に凍結箇所があったようですが、出発前に雲取山荘のサイトですべて溶けたという情報が得られました。アイゼンは不要です。 白岩山頂です。展望はありません。三峯神社の三峯というのは、雲取山、妙法ヶ岳、そしてこの白岩山を指すそうです。 お清平(お経平)まで来ました。この辺りは明るい広葉樹林になっています。右手の新緑が美しいですね。程なく霧藻ヶ峰に着きました。ここからは先日歩いたばかりの道です。2015年4月26日 三峯神社表参道・霧藻ヶ峰・妙法ヶ岳三峯神社へ向かう途中の新緑の木々。人が植えた杉林はあまり好きじゃないので、広葉樹の道を歩けると嬉しい。でも杉は厳粛な雰囲気があるので、神社付近には似合っているようにも思います。順調に進んで三峯神社に着きました。神社のすぐ隣にある興雲閣で、温泉に入ってさっぱりしました。 昼食に、近くの山麓亭という茶屋で手打ち蕎麦といもでんがくを食べました。 前回来たときも気になっていたのですが、これは交番だったものでしょうか。なかなか雰囲気があるので、是非このまま保存してほしいものです。西武秩父駅行のバスに乗って帰りました。一台目のバスで全員座れないとなると、二台目のバスを出してくれました。ありがとう、西武バス。こう言うと何ですが、思ったよりずっといい山でした。今回は天気もよく、終始、気分よく歩けました。是非また行きたいですね。その後:2016年3月5日〜6日 雲取山(鴨沢から三峯神社) [0回]PR