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いろいろ歩いて行くブログ

いろいろ歩いて行った記録です。 山域のカテゴリーはだいたい昭文社の登山地図にしたがっています。

食糧を考える:米以外の穀物食品

まずは小麦原料の食品を見てみましょう。

食パン 264kcal 水分38.0g 蛋白質9.3g 脂質4.4g
やはり水分が多いですね。それでも餅(44.5g)よりは少ないのは、オーブンで焼いているからでしょうか。
フランスパンにすればもう少し水分が少なくなりますが、それでも効率がいいとは言えません。
パン類は米より蛋白質と脂質が多いですね。脂質が多いと言っても、この程度であれば問題はないように思います。

乾パン 393kcal 水分5.5g 蛋白質9.5g 脂質4.4g
昔から利用されているだけあって、乾パンは携行食糧として実に優秀な数値です。水分の量はアルファ米(8.0g)を下回っています。
水を加えたり、加熱しなくとも食べられる点も素晴らしい。まったく水無しで食べるのは口が乾いて辛いでしょうが。

麺類はどうでしょうか。

そうめん・ひやむぎ 乾 356kcal 水分12.5g 蛋白質9.5g 脂質1.1g
茹でやすい点でこちらを選びました。干しうどんも似たような数値ですが、水分がもう少し多くなります。
いずれもビーフン(377kcal 水分11.1g)には、やや劣ります。

それではラーメンならどうなるでしょうか。

即席中華麺 油揚げ  458kcal 水分3.0g 蛋白質10.1g 脂質19.1g
即席中華麺 非油揚げ 356kcal 水分10.0g 蛋白質10.3g 脂質5.2g
数値は、添付調味料などを含みます。

まず、フライ麺の400kcalオーバーの熱量は炭水化物だけでは不可能な数値です。脂質を見ると、目安として設定した16%を超えた19.1g。
とは言え水分3.0gは非常に優秀です。脂質の少ない他の食品と組み合わせるなら利用価値は高いと思います。

ノンフライ麺の水分10gも、なかなかの健闘ですが、全体としては凡庸。

次にパスタ類をチェックしておきましょう。

マカロニ・スパゲッティ 乾 378kcal 水分12.0g 蛋白質13.0g 脂質2.2g
悪くないと思います。デュラム小麦を使うので蛋白質が多めになります。

小麦以外の穀類も検討していきます。

干しそば 乾 344kcal 水分14g 蛋白質14.0g 脂質2.3g
今ひとつでしょうか。積極的にエネルギー源にする理由はなさそうです。

コーンフレーク 381kcal 水分4.5g 蛋白質7.8g 脂質1.7g
アルファ米に匹敵する数値です。
ここではエネルギーのことだけを考えていますが、市販のコーンフレークにはビタミンやミネラルなどが添加されているので、気になる人にはいいかもしれません。
加熱しないですぐ食べられるのもいい。

オートミール 380kcal 水分10.0g 蛋白質13.7g 脂質5.7g
これまた優秀な携帯食品です。
燕麦が原料で、高蛋白です。
オートミールというと甘いミルク粥にするものと思っている人がいますが、和風だしやコンソメ等でもいけます。

登山での食糧の基本的なこと

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