ゴロー「てつステッチダウン」 道具 2015年05月08日 0 これは登山靴店ゴローで作った「てつステッチダウン」という靴です。変な名前ですが、もともと「鉄人運動靴てつ」という製品があって、それのステッチダウン版なのでこの名前なのだと思われます。この店の命名はなかなか個性的ですね。街履きとして使うために買ったのですが、山歩きでも使えそうなガッチリした靴です。店のサイトによると重さは片方で520g。一応、量ってみましたが誤差は2〜3gでした。ソールはビブラム。ゴアテックス・ブーティーが入っているので防水性があります。透湿性もありますが、やはり多少は蒸れると言われました。注文すればブーティー無しでも作れるそうですが、値段は変わらないとのことで、折角なので入れてもらいました。色は黒、濃茶色、薄茶色から選べますが、濃茶色にしました。手入れは防水クリームか靴墨を塗るように言われました。靴墨を使う場合は、革が乾燥してきたらひび割れ防止にミンクオイルを塗る必要があります。山幸の登山靴を買ったときに勧められたコロニルの「ナノクリーム」を使うことにします。この店で靴を作るときは、店員さんが足の大きさや形を測って、各々に合わせた調整をしてくれます。左右の足のサイズが違う人には、左右で大きさを変えてくれます。私の場合は、親指が少し出っ張っているので、当たる部分の革を少し伸ばしてもらいました。また、実際に履いてみて問題があるときは調整してくれるそうです。山幸の登山靴の場合、履き始めはなんとも無いのですが、5時間以上歩いていると親指が当たるのが気になることがある(と言っても痛くなるほどではない)ので、親指の部分を広げたゴローの靴はより快適に履けそうです。ついでに山幸の登山靴の話を少々。この靴で山を歩いても足にマメを作ったことはなかったのですが、あるとき足の裏にひどいマメを作ってしまったことがあります。なぜだろうと考えたのですが、そのときは舗装路歩きが長かったことが関係ありそうでした。山道を歩くときは歩幅を小さくして、足の裏全体をべたっと着地させる歩き方をするのですが、舗装された道を歩くときに無意識にモードが変わって、歩幅広めで、踵で着地してから重心を爪先の方へ移動させて、最後に蹴り出すという普通の歩き方になってしまったのが原因だろうと思い至りました。それ以来、歩き方に気をつけるようにしましたが、その後マメができたことはありません。扱いが難しい靴だとも言えるでしょうし、道具とは本来そうしたものだとも言えるでしょう。正しく扱えば、正しく応えてくれます。現代的なシューズも便利なので併用していますが…。山幸「オリジナル登山靴」梅雨で活躍「てつステッチダウン」「てつステッチダウン」の撥水処理ゴロー「S8」 [2回]PR
2015年5月2日 滝子山 大菩薩嶺 2015年05月03日 0 笹子駅から歩き始めました。舗装された林道歩きがしばらく続きます。 道証地蔵。ここから登山道になります。 道は沢沿いについています。この日は暑かったので、涼し気なのはいいですね。その後、沢沿いを離れて迂回路を行きます。斜面についたつづら折りの道がちょっと歩きにくい。汗をかきながら、青空と若葉の緑と、時折見える富士山を励みに登っていきます。 再び沢沿いの道に。澄んだ流れのそこで川砂がきらめいています。 頂上間近。木が切り払われて、広々とした道になっています。ときどき吹く風が心地よい。 山頂に到着。南に富士山。その手前に三つ峠。アンテナが立っているのは御巣鷹山ですね。北の大菩薩嶺の方向も展望が開けています。頂上は登山者で賑わっています。食事をしたり、景色を眺めたり、写真を撮ったり、思いおもいに時を過ごしています。一角に場所を見つけて、昼食にしました。頂上から少し引き返して、初狩駅の方向へ下山します。 日当りのいい南側の、広葉樹の斜面を下っていきます。新緑が綺麗ですが、ちょっと暑い。 檜平です。ここからも富士山がよく見えます。 下っていくと沢沿いの道になります。そのうち舗装道に出ました。藤沢川沿いに歩いていけば初狩駅方面に行けます。沢沿いの道と富士山の眺めが楽しめる山歩きでした。滝子山には四阿のようなものはなく、ベンチもほとんどありませんでした。人工物の少ないシンプルな山もいいものだと思います。 [0回]
2015年4月29日〜30日 雲取山 奥多摩 2015年05月01日 0 予想されたことですが、この日の奥多摩駅は大盛況。鴨沢方面行きのバスも増発されました。とはいえ奥多摩湖で降りる人が多く、そこから先は座っていけました。鴨沢でバスを降りると、安全指導のために山梨県警の人たちがいました。大型連休に入って登山客の増加して事故の確率も上がるということでしょう。登山届は提出済みなので、危険箇所マップと遭難者の情報提供依頼の紙だけ受け取ります。鴨沢からの登りは特に険しくもなければ、難しいところもありません。これといって見どころもないかな。頑張ってどんどん登っていきます。途中で昼食をとっている人を横目に、何となくタイミングを見つけられず、お腹減ったなあと思いながら歩きます。 七ツ石小屋まで来たので、ここで昼食にしました。麓からずっと広葉樹の若葉が青々としていたのですが、この付近まで上がってくると、まだ小さな芽が出たばかりです。小屋から少し進むと、いよいよ石尾根に乗ります。明るく、広々として気分のいい尾根歩きです。 七ツ石山の頂上に来ました。 歩いていくと、地面にヘリポートを示す大きなHの字があります。そのすぐ先が奥多摩小屋。 雲取山頂付近から振り返ってとった写真です。ここが東京とは思えないような風景の広さと解放感があります。歩いていて楽しい道です。厳密に言えば、七ツ石から雲取にかけての尾根は山梨と東京の境界のようですが。 山頂で一枚。ここから北に下って、雲取山荘に向かいます。この日は山荘で一泊です。大部屋に九人で入りましたが、混雑というほどでもありません。6時に夕食を食べたら、早めに寝ることにしましょう。 翌朝、山頂付近から、日の出直前。 5時に朝食を食べると、出発の準備をします。三峯神社側に下りる計画です。上は出発直前に撮った山荘の写真。一日目に歩いた石尾根は明るく、道も乾いた感じでしたが、山の北側は雰囲気がガラッと変わります。鬱蒼としたという言葉が似合う苔むしたオオシラビソの森。道は湿った感じで、暗い中に木漏れ日が差し込みます。景観がはっきり変わるので、新鮮な気持ちで歩けますね。 芋の木ドッケにて。最近まで、この辺りの道に凍結箇所があったようですが、出発前に雲取山荘のサイトですべて溶けたという情報が得られました。アイゼンは不要です。 白岩山頂です。展望はありません。三峯神社の三峯というのは、雲取山、妙法ヶ岳、そしてこの白岩山を指すそうです。 お清平(お経平)まで来ました。この辺りは明るい広葉樹林になっています。右手の新緑が美しいですね。程なく霧藻ヶ峰に着きました。ここからは先日歩いたばかりの道です。2015年4月26日 三峯神社表参道・霧藻ヶ峰・妙法ヶ岳三峯神社へ向かう途中の新緑の木々。人が植えた杉林はあまり好きじゃないので、広葉樹の道を歩けると嬉しい。でも杉は厳粛な雰囲気があるので、神社付近には似合っているようにも思います。順調に進んで三峯神社に着きました。神社のすぐ隣にある興雲閣で、温泉に入ってさっぱりしました。 昼食に、近くの山麓亭という茶屋で手打ち蕎麦といもでんがくを食べました。 前回来たときも気になっていたのですが、これは交番だったものでしょうか。なかなか雰囲気があるので、是非このまま保存してほしいものです。西武秩父駅行のバスに乗って帰りました。一台目のバスで全員座れないとなると、二台目のバスを出してくれました。ありがとう、西武バス。こう言うと何ですが、思ったよりずっといい山でした。今回は天気もよく、終始、気分よく歩けました。是非また行きたいですね。その後:2016年3月5日〜6日 雲取山(鴨沢から三峯神社) [0回]
2015年4月26日 三峯神社表参道・霧藻ヶ峰・妙法ヶ岳 奥秩父 2015年04月27日 0 三峰口駅からバスで大輪へ。 車道の脇にある鳥居をくぐって… 登竜橋で荒川を渡ると… 三峯神社への表参道です。雰囲気があっていいですね。石碑に「是より本社五十二丁」とあります。一丁は約109メートル。この先、参道の所々に丁目石があります。古くから多くの人に利用された道だけあって歩きやすい。いい季節で日曜日なのに歩く人は少ないみたいです。今は車で行く人が多いですからね。 清浄の滝です。かつてはここで身を清めてから参拝したとか。清流には山椒魚など貴重な生物が棲んでいますので、現代では水を汚さないようにしなければいけません。 かつて薬師如来堂があった場所だそうです。ベンチや四阿があり、休憩ができます。 さあ三峯神社に着きました。立派な門です。たくさんの人が参拝に来ていました。 写真にある杉は畠山重忠が寄進したものと伝えられています。重忠は鎌倉幕府成立期に活躍した武将で、その清廉な人格で知られています。後に謀反の疑いをかけられ滅ぼされました。悲劇の人物でもありました。奥多摩の高水山のお寺も重忠と所縁があったようです。 御札を頂きました。御使いは狼です。狛犬も狼を象っています。秩父地方の特徴ですね。 昼食をとった後、賑やかな神社付近をあとにして、雲取山方面へ進みます。雲取で一泊したらしい登山者とよくすれ違います。地蔵峠まで来ました。このほんの少し先に三角点があり… 秩父宮御夫妻の記念レリーフの先に… 霧藻ヶ峰休憩所があります。ここにはちゃんと管理人さんがいます。ちょっと霞んでいましたが、ここから両神山がよく見えました。さて今日はピストンなので、ここで引き返します。 往路と同じルートを引き返すわけですが、妙法ヶ岳の三峰奥宮を訪れてみます。三峰神社と妙法ヶ岳の間のルートは、車で来たらしい普通の服装の人も歩いています。 急な階段の先に鎖場があります。大した高さではないので難しいことはありませんが、気をつけて登ります。 奥宮に着きました。さあ、引き返すとしましょう。神社の近くの店でソフトクリームを買って食べました。普段はソフトクリームなんて食べたくならないのですが、疲れていると甘いものが欲しくなるようです。好天で日差しが強いので冷たいものがうれしい、というのもあります。帽子と日焼け止めの用意をして正解でした。標高がそれなりにあるせいか気温はそれほど高い気がしなかったのですが、日差しはまた別ですね。その後、順調に大輪まで下りることができました。表参道は人が少なく静かで、新緑と水の美しさが印象的でした。秩父の歴史と春を感じる山歩きでした。2015年4月29日〜30日 雲取山 [0回]
2015年4月19日 御前山・奥多摩むかしみち 奥多摩 2015年04月21日 0 武蔵五日市駅から出るバスに乗り、小沢のバス停で降ります。南側から御前山頂を目指します。 登山口からすぐのところにある石仏。 程なく、前方に大きな岩が見えてきました。これがうとう岩でしょう。ここは岩っぽい道になっていますが、特に難しいところはありません。その後、湯久保尾根を進みますが、急な傾斜もなくダラダラと登っていく道です。ちょっと退屈かもしれません。 山頂につきました。たくさんの人がいます。南側から登る人は少なく、北の奥多摩湖側から登ってくる人が多いようです。ここで昼食にします。午後から雨の可能性があるとの予報でしたが、ここで細かい雨が振り始めました。下山を始めることにします。避難小屋の前を通り、北の方へ下りていきます。御前山の北側は体験の森と名付けられて、公園のように整備されていました。雨は細かいものが少し降っては止んで、しばらくしてまたちょっと降るという具合で、大したことはありません。 写真は体験の森の風景です。この日は所々でまだ桜が見られました。カタクリの花もありました。残念ながら栃寄沢沿いの登山道はまだ復旧していません。境橋まで、結構な距離の舗装道を歩かなければなりませんでした。境橋でバスを待ってもよいのですが、奥多摩駅まで続く奥多摩むかしみちを歩いて見ることにします。 写真はむかしみちの中でも雰囲気のいい箇所です。奥多摩駅までのむかしみちは、舗装道が多いですが、砂利道もあったり、生活道だったりで統一感はありませんね。 ほどなく奥多摩駅に着きました。御前山は人気の山だけあって人が多く、この日歩いたルートはとても歩きやすいものでした。登山道の復旧が済んだらまた来ようと思います。その後:2016年4月16日 御前山・大岳山・日の出山 [0回]