2016年4月9日〜10日 焼山・丹沢主脈・表尾根・岳ノ台・丹沢大山 丹沢 2016年04月13日 0 丹沢主脈縦走に挑戦してみました。道志川沿いの焼山登山口から出発して、一泊二日で丹沢を縦断します。橋本駅からバスで三ケ木へ行き、そこで月夜野行きのバスに乗り換えます。FH000001 posted by (C)OtterSFバスを下りると、うららかな春の景色の中、登山口へ歩いていきます。FH000002 posted by (C)OtterSFここが焼山登山口。この道は高尾山から始まる東海自然歩道になっています。道志川の北側向こう岸に以前登った石老山がありますが、そこからつながっているのですね。2015年10月18日 石老山・嵐山・小仏城山・高尾山ヤマビルに注意の看板がありました。ヒルの活動期は5月からということですが、このところ暖かな日が増えてきたので、気の早いヒルがもう動き始めているかもしれません。ちょっと怖いですね。FH000003 posted by (C)OtterSFこの石畳の道がヒル危険地帯のようです。沢沿いで湿気があり、植林帯で薄暗く、標高も低いのが理由と思われます。FH000004 posted by (C)OtterSFしばらく地味な植林帯を登っていきます。ちょっと暑い。FH000006 posted by (C)OtterSF白樺の木立の先に、焼山頂上が見えてきました。IMG_20160409_093155 posted by (C)OtterSF山頂に鉄の展望台が設置されています。登ってみると、案外高く感じて少し怖いくらい。上から宮ヶ瀬湖が望めます。FH000010 posted by (C)OtterSF巻いていくこともできますが、黍殻山にも行ってみました。降水量を測る大きな設備が中央にドンとあるだけの、風情には欠ける山頂です。落葉松が目につくようになってきます。IMG_20160409_103209 posted by (C)OtterSF黍殻山を下ったところに水場があります。ここまで登ってきて汗をかいたので、水を補給しておきました。IMG_20160409_105407 posted by (C)OtterSF黍殻避難小屋。小屋の前が広場のようになっていてベンチなどもあります。FH000011 posted by (C)OtterSF姫次の少し手前。東海自然歩道最高標高地点(1433m)。ここが標高最高というのはちょっと意外な気もします。FH000012 posted by (C)OtterSF姫次。広々と視界が開けていて気持ちのいい所です。FH000013 posted by (C)OtterSF姫次で東海自然歩道を外れて蛭ヶ岳を目指します。FH000014 posted by (C)OtterSF原小屋平。姫次から蛭ヶ岳にかけて、なかなかいい森です。シラビソ、ツガ類が、落葉松やブナなどの広葉樹に交じって生えています。トウヒもあったかな。このあたりから、ちょっと疲れてきたのと、風の冷たさとが気になりはじめます。そして蛭ヶ岳手前の長い階段地帯を登り出すと、霧が出てきて、風もいっそう冷たくなってきました。延々と続く階段にうんざりしつつも進みます。FH000016 posted by (C)OtterSF蛭ヶ岳山頂に到着するも、霧で展望はなし。一息ついたら丹沢山を目指します。IMG_20160409_141119 posted by (C)OtterSF天気が良ければ気持ちのいい笹原の稜線なのでしょうが、谷から霧混じりの冷たい風が吹き上がってきて視界を妨げます。丹沢は海に近いので霧が多いと聞きました。そういえば、以前に大山や塔ノ岳に登ったときも、頂上では霧で真っ白でした。甘くないですね。2015年10月31日 丹沢大山2016年1月16日 表尾根・塔ノ岳・大倉尾根IMG_20160409_141324 posted by (C)OtterSFウィンドブレーカーを羽織って、霧混じりのを風に吹かれながら歩きます。FH000023 posted by (C)OtterSF丹沢山に着きました。今晩泊まる予約を入れているみやま山荘です。FH000024 posted by (C)OtterSF依然、霧があり、丹沢山でも眺望はありませんでした。IMG_20160409_181521 posted by (C)OtterSFところが夕方になって霧が晴れて富士山が姿を見せました。みやま山荘は丹沢でも食事が美味しいと評判らしいので、夕食・朝食を頼みました。評判に違わず結構な料理でした。IMG_20160410_054917 posted by (C)OtterSF翌朝。富士山は見えています。FH010004 posted by (C)OtterSF山荘を出発して、鶯の鳴く朝の道を塔ノ岳に向けて進みます。今日は昨日と比べて暖かくなりそうです。FH010005 posted by (C)OtterSF笹原の中に疎らに木が生える明るい稜線。快適です。IMG_20160410_075105 posted by (C)OtterSF塔ノ岳では、やや霞がかっていたものの富士山と相模湾とを望むことができました。水がやや心もとないので、塔ノ岳から西に少し下って水場で水を汲んでおきます。FH010009 posted by (C)OtterSF木ノ又小屋で淹れたてのコーヒー。FH010010 posted by (C)OtterSF新大日小屋を通り過ぎ…FH010011 posted by (C)OtterSF右手に富士山と相模湾を眺めながらの尾根歩き。いつもの奥多摩や奥武蔵とは違いますね。FH010013 posted by (C)OtterSF行者ヶ岳が近づいてきました。FH010014 posted by (C)OtterSFここの鎖場も二度目。降りるより登る方が楽です。FH010019 posted by (C)OtterSFだんだん行き交う登山者の数が増えてきます。FH010020 posted by (C)OtterSFお地蔵様の写真を一枚。FH010021 posted by (C)OtterSF三ノ塔に着きました。多くの人が休憩していて、賑やかな様子です。IMG_20160410_111628 posted by (C)OtterSFニノ塔。ここで昼食。十分に食べたつもりだったのですが、後に問題が…。ここで菩提方面へのルートを選びます。IMG_20160410_112250 posted by (C)OtterSF日本武尊の足跡への分岐点。ここで曲がります。マイナールートで道が荒れていたら嫌だなと思いながら来たのですが、思いの外、快適な道です。それでも表尾根と比べれば格段に人は少ないので、静かな山歩きが味わえます。IMG_20160410_112302 posted by (C)OtterSF真っ直ぐ菩提方面へ続く道も覗いてみましたが、写真のように気持ちのよさそうな道が続いていました。FH010022 posted by (C)OtterSFこの岩のくぼみが日本武尊の足跡とのことです。IMG_20160410_115128 posted by (C)OtterSF駐車場のある菩提峠に出ます。ちょっと気になっていた岳ノ台に、ここから登っていきます。岳ノ台は表尾根と大山の間に挟まれたような小さな山で、ここを西に巻いて行くのが菩提峠、東に巻いて行くのがヤビツ峠です。駐車場から登ってすぐの所にグライダー飛行場があり、グライダーを準備している人たちがいました。空を見上げると幾つかのパラグライダーが空に浮いています。山の中腹に発生する上昇気流を利用するのかな? 仕組みはよく知りません。IMG_20160410_120222 posted by (C)OtterSF菩提峠の駐車場を見下ろして。岳ノ台のあちこちに桜が植えられていて、ちょうど見頃でした。しかし歩く人は少ない様子。FH010023 posted by (C)OtterSF岳ノ台の展望台(兼休憩所)に到着。上は展望台、下は屋根のある休憩所として使えます。ここには誰もいないかと思ったのですが、意外にも先客がいて昼食をとっていました。展望台に上がってみましたが、残念ながら今ではのびた木が視界を遮っています。IMG_20160410_123245 posted by (C)OtterSF石の展望図も設置されていますが、この通り。IMG_20160410_124718 posted by (C)OtterSF先へ進むと、古い四阿がありました。IMG_20160410_125712 posted by (C)OtterSFヤビツ峠に下りてきました。これがヤビツ峠側の登り口。IMG_20160410_125816 posted by (C)OtterSFヤビツ峠には今日もロードバイクがたくさん。ここから大山に登って縦走は終わりです。ところがここでトラブル発生。エネルギー切れで力が出なくなってきました。更にまずいことに判断ミス。直ぐに対処すべきだったのに、「大山なら大したことないから頂上まで行ってしまおう」と、甘いものをちょっと口にしただけで強行。ちょっと寒いな、と感じていたのにそれも無視。その結果、バテバテのヨロヨロでようやく山頂に。時間も普段よりだいぶかかってしまいました。IMG_20160410_142949 posted by (C)OtterSF山頂でいわゆるシャリバテ、ハンガーノック状態。体に力が入らず、手足に震えるような感覚。体も冷えているようで、寒い。とにかく、非常用を残して手持ちのカロリーのあるものを全て食べます。同時に、ウィンドブレーカーを羽織ってフードを被り、持っていた薄手の手袋までして体温の保持に努めます。客観的に見ると、まわりはちょっとした観光気分で登ってきた人ばかりの中、自分ひとり必死になって馬鹿みたいです。しかしいい勉強になりました。ここが丹沢大山でよかった、とも言えます。すぐには体調は戻りません。依然、バテバテながら下山開始します。IMG_20160410_153302 posted by (C)OtterSF歩いているうちにエネルギーが体に行き渡ったらしく、シャリバテも解消しました。阿夫利神社下社に来る頃には、ほぼ平常の状態まで回復。三ノ塔から大山までのどこかで、一度しっかりしたエネルギー補給をしておけば防げた事態でした。要反省。やっとのことでケーブルカー駅に到着。ひと安心です。IMG_20160410_154046 posted by (C)OtterSFケーブルカーで下山。途中、車窓から鹿が見えました。丹沢では鹿が増えて問題になっているそうですが、最後のケーブルカーでお目にかかるとは思いませんでした。反省点はあるものの、全体としては楽しい縦走でした。蛭ヶ岳からの展望はお預けになってしまったので、また蛭ヶ岳には挑みたいところです。檜洞丸も行ってみたいですしね。(追記)いつもだったらビタミンBのサプリメントを飲んでおくところですが、たまたま切らしていたので飲みませんでした。そうしたら、さっそく翌日には口が荒れていました。エネルギーをたくさん消費したときは、やはりビタミンB1、B2を補っておいた方がいいみたいです。サプリメントとプロテイン [0回]PR