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いろいろ歩いて行くブログ

いろいろ歩いて行った記録です。 山域のカテゴリーはだいたい昭文社の登山地図にしたがっています。

2015年9月1日 御岳山・ロックガーデン・大岳山

ここのところ連日雨です。
雨だとわかっていて遠くの山に行く気もしないし、行ったことのない山も不安だし、近場で且つ雨でもそこそこ楽しめる要素のある山を考えてみました。
その結果、奥多摩の御岳山から大岳山としました。

5月に裏の鋸山から御岳山と大岳山に登りましたが、今度は表参道から登ってみます。

2015年5月17日 鋸山・大岳山・御岳山


ここから表参道。すぐそばにケーブルカー駅がありますが、歩いて登りますよ。
雨がしとしとと降っており、きっちりレインスーツを着て行きます。


参道の両側には太い杉が生えていて、なかなか威厳があります。
舗装道ですがちょっと烟っているのもあっていい雰囲気です。
ただし、上の御師集落の人々の生活道路になっているので、けっこう頻繁に車が通ります。


途中で一度、ケーブルカーの下をくぐります。


登っていくと、ケーブルカー駅からの道との合流点に出ました。
ここから先が御岳山の御師集落になっています。


写真は、馬場家御師住宅として都の文化財に指定されている建物です。
今でも御師(神職)の家系の方が生活されています。
慶安二年の建物だそうで、茅葺きの屋根がちょっと心配な感じですが、今では葺き替えるのも大変だと聞きます。うまく保存できるといいのですが。
集落には今でも宿坊が多くあります。


神代欅。国の天然記念物だそうです。


盛りは過ぎていますが、レンゲショウマが咲いていました。


長尾平の展望台まで行ってみましたが、やはり展望はありません。
ただ四阿があるので、ちょっと休憩するにはいいですね。
ルート上に四阿があるというのは、雨天ハイクのポイントかもしれません。四阿がないと、雨に濡れない空間が欲しければ、ツェルトを使ったり、折り畳み傘を持っていったり、工夫が要ります。


七代ノ滝まで下りていく気がしなかったので、天狗岩の所からロックガーデンに入ります。


ロックガーデン(岩石園)は、沢沿いに作られた遊歩道です。
天気が悪いなりに雰囲気があっていいのでこの日のルートとして選びました。むしろ晴れの日より好きです。


雨に濡れた緑が美しい。
「東京の奥入瀬」は言いすぎかもしれませんが、東京から気軽に来られる場所でこれだけ雰囲気があるのは、なかなかのもの。


四阿が見えてきました。ここで昼食にします。


ロックガーデンは歩きやすく作られています。沢を何度も渡りながら遡っていきますが、足を濡らすこともありません。


ガーデンの名に相応しく、自然の風景と調和して美しく作られた遊歩道です。


綾広の滝。ここがロックガーデンの終点です。
ここから大岳山に登っていきます。


登山道にピョッコリ生えていた茸。何だろうと思ったら、ベニテングタケ。毒キノコじゃないですか。
赤いかさに白いポツポツ。ベニテングタケのことは知っていましたが、かさが開いたイメージで頭に入っていたので気づきませんでした。
肉眼で見た印象は、写真より鮮やかなオレンジ色。
この頃には雨も大体あがっていました。


檜というと人工林の印象が強かったのですが、なかなか逞しい姿を見せてくれます。


途中、岩っぽい箇所も越えて、山頂に着きました。
誰もいない山頂をしばらく独り占め。
雨もすっかりあがったので、レインスーツの上は脱いで下山します。今日はピストンなので、来た道を引き返します。


帰り際に、大岳神社の狛犬(狼?)の写真を撮ります。何となくユーモラスな形をしています。


復路は鍋割山の方を通ろうかとも思ったのですが、やっぱりロックガーデンを通って戻りました。


ケーブルカー駅まで歩いていって、下りはケーブルカーを使いました。

雨天でしたが、なかなか楽しめました。
雨でも楽しい山というのを見つけておくといいですね。
雨で平日なのに、思ったより人が歩いていました。みんな考えることは同じなんでしょうか。

その後:
2016年1月3日 三室山・日の出山・御岳山(奥の院)・大塚山

2016年4月16日 御前山・大岳山・日の出山

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